はじめに
ゲームシーンには、ライトを追加することで光を設定できますが、オブジェクト自体を光らせる場合はどうすれば良いのか解説します。
以下のように、オブジェクトの発光や色味を調整できます。
オブジェクトを光らせる方法
オブジェクトの準備
光らせる対象を用意します。今回はCubeを追加しました。
マテリアルの作成
Cubeに光らせるマテリアルを設定します。まずは、Projectウィンドウ内で右クリックし、Create > Materialを選択して、マテリアルを新規作成します。
作成したマテリアルは光らせる対象にドラッグ&ドロップして設定しておきます。
マテリアルのパラメーター設定
マテリアルのインスペクターから、Emissionにチェックを入れ、発光色はお好みで設定します。
発光色の設定では、色の他に光の強さもIntensityの値を調節することで変えられます。もっと明るく光らせたい場合はIntensityをあげましょう。
設定すると、色や明るさが変わりますが、いまいち発光しているように見えないですね。そこで、次に紹介するポストプロセスを併用します。
ポストプロセス
オブジェクトを光らせる効果はポストプロセスという、無料で使えるUnityの機能で表現できます。
光らせる以外にも様々な効果が追加でき、簡単にグラフィックが改善できるので、ぜひ導入しておきましょう。
ポストプロセスの導入方法については以下をご覧ください。
Post-process VolumeコンポーネントからのBloomを追加します。Intensityにチェックを入れ、値を上げてみましょう。
完成
オブジェクトが発光するようになりました。マテリアルのEmissionにチェックを入れたオブジェクトに適用されるので、発光させたいオブジェクトだけに限定できます。
おわりに
オブジェクトの発光方法の紹介でした！
まとめると、以下の2ステップでオブジェクトを光らせることができます。
- マテリアルのEmissionにチェック
- ポストプロセスのBloomを適用
イラスト風なライト表現はこちら
