はじめに
ゲームを作るうえで、グラフィックは非常に重要な要素です。グラフィックが良いと、遊んでもらいやすくなります。本記事では、初心者でも簡単にできるグラフィックの向上方法について解説します!
デフォルトの設定のままだと、いかにもUnityで作った初心者感がどうしても出てしまうため、ぜひ活用してみましょう。
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グラフィックを向上させる方法
1. ライティング設定を変える
光の設定を変えて明るくすることができます。Window > Rendering > Lightingを開きます。
Lighting内のEnvironment Lighting のSouceがデフォルトではSkyboxに設定されていますが、Colorを選択することで、全体の明るさや色を変えることができます。
設定してみると、明るさを変えるだけでも印象はかなり変わりますね。
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2. ポストプロセスでカメラにエフェクトをかける
ポストプロセスとは、無料で使用できるUnityの標準機能です。カメラに様々な効果を書けることができます。ポストプロセスを使うことで、さらにグラフィックが改善できます。
Window > Package Managerを開き、Unity Registry内にあるPost Processingをインストールします。
カメラにレイヤーの追加
カメラのインスペクターから、ポストプロセス用のレイヤーを追加します。今回はPostProcessと付けました。
カメラにProst-Process Layerコンポーネントを追加
カメラのインスペクターから、Post-process Layer コンポーネントを追加します。
Layerは先ほど追加した「PostProcess」に設定します。
Post-process Volumeの作成
ヒエラルキーから、Emptyを作成して、Post-process Volumeコンポーネントを追加します。こちらもレイヤーは先ほど作成した「PostProcess」に設定します。
Profileの右にあるNewをクリックします。Add Effectから好きなエフェクトを追加しましょう。ここでは、代表的なものを紹介します。
Color Grading
ポストプロセスのエフェクトの中で最も使われていると思われる、色味を変えるエフェクトです。
少しだけ暖色系に変更してみました。
Bloom
明るくさせるエフェクトです。幻想的なグラフィックになりますね。
3. アセットストアのシェーダーを利用する
Unityアセットストアのアセットには、グラフィックを向上させるアセットが豊富にあります。ここでは人気のアセットをいくつか紹介します。
Beautify 3 – Advanced Post Processing
こちらのアセットは、標準のポストプロセスよりも高度なエフェクトをかけることができるアセットです。太陽光を再現したり、実際のカメラで撮ったような効果を加えたりすることができます。
Beautify 3 – Advanced Post Processing
おわりに
グラフィックを向上させる方法の紹介でした!設定自体は簡単にできるものなので、ぜひ試してみましょう。