はじめに
Unityのライトをベイクする際には、さまざまな設定項目があってどう設定するのが良いかわからないため、主要な設定項目についてまとめました。
ベイク時間の短縮や
ベイクの基本的なやりかたについては以下をご覧ください。
ライトマップ設定
Window > Rendering > Lightingを開くとライトマップの設定ができます。
New Lighting Settingsを押して設定を新規作成すると、ライトマップ設定がいじれるようになります。
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ベイクを高速化するには
Lightmapperの設定は以下の3つがあります。
- Progressive CPU ・・・デフォルトの設定です。CPUを使用してベイクします。
- Progressive GPU (preview)・・・GPUが搭載されているPCであれば、この設定にすると高速にベイクされます。
- Enlighten・・・非推奨の設定です。上の2つを使うようにしましょう。
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CPUとGPUのどちらを使ってベイクするかの違いとなりますが、ベイクの出来栄えも全く同じわけではありませんので、気に入らなければもう片方の設定で試してみるのも良いかもしれません。
ライトマップの品質の設定
ライトマップの品質に直結するのが、Lightmap Resolutionです。数値を上げると、高解像度になり綺麗に見えるようになります。ただし、ベイクの時間が長くなり、ライトマップの容量も大きくなってしまいます。
初めは低めに設定しておき、最後に調整するのが良さそうです。
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影の詳細設定
Ambient Occlusionとは、物体と物体が接地している部分などの影をリアルに表現する効果です。
チェックを入れると詳細設定が可能になります。
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基本的にはIndirect Contributorの値を調節するのが良いそうです。
ライトマップのサイズを小さくするには?
Lightmap Compressiorから、ライトマップの圧縮設定ができます。
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または、ベイクしたライトマップは後からサイズを小さくすることができます。ライトマップのInspectorを開き、Max Sizeの値を小さくしてApplyを押すと、サイズが小さくなります。
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サイズが小さくなると、もちろんライトが荒くなってしまうので、見栄えを見て最適な設定を選びます。
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サイズを元に戻すこともできるから、気軽に試してみよう!
おわりに
ライトマップの主要な設定についての解説でした!
ライトマップのサイズと品質はトレードオフになってくるので、何度も試しながら最適値を探しましょう。