【Unity】見下ろし型ゲームが簡単に作れるTopDown Engineの使い方入門|インストールからデモ実行まで解説!

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Unityで見下ろし型(トップダウン)ゲームを作りたいときに便利なアセットが TopDown Engine です。2D/3Dに対応しており、RPG・シューティング・アクションなど幅広いジャンルのゲーム制作に活用できます。この記事では、TopDown Engineの特徴からインストール、実際にキャラクターを移動させるデモを動かすところまでを解説します。


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TopDown Engineとは?

TopDown Engine は、Unity Asset Storeで販売されている「見下ろし型ゲーム制作用のテンプレートアセット」です。

  • 2D・3Dのトップダウンゲームに対応
  • プレイヤーキャラクターの移動、攻撃、ライフ管理など基本機能を搭載
  • 敵AI、インタラクション、インベントリ、セーブ機能も用意
  • プロジェクト開始直後から「遊べる状態」を作れる

ゼロからスクリプトを書く手間を省き、短期間で完成度の高いゲームを作れるのが大きな魅力です。


何ができるのか?

TopDown Engineでできることの一例を紹介します。

  • キャラクター操作:移動、ジャンプ、ダッシュ、走る、はうなど多彩なアクションに対応。近接・射撃・コンボなどの武器システムも搭載。
  • 演出とフィードバック:画面揺れやフレーム停止、パーティクルなどを簡単に追加でき、ゲームの迫力を演出可能。
  • 豊富なデモとアセット:多数のデモシーンやプレハブ、300以上のスクリプトが用意されており、すぐに開発を始められる。
  • インベントリ管理:アイテムや弾薬を管理できる本格的なインベントリシステムが標準搭載。
  • AIシステム:パトロールや攻撃などの敵AIを、インスペクター操作だけで構築可能。コード不要で高度な挙動を作れる。
  • カメラ制御:Cinemachineをベースに、カメラシェイクやポストエフェクトなど多機能なカメラコントローラーを利用できる。
  • レベル制作機能:移動床、部屋システム、破壊可能オブジェクト、鍵やドア、実績、セーブ/ロード機能などが揃っている。
  • マルチプレイ対応:ローカルマルチプレイヤー、分割画面、グループショット対応のカメラなど、複数人でのプレイにも対応。

「自作で一から作ると非常に時間がかかる機能」が、ほとんどプリセットとして用意されています。

インストール方法

  1. Unity Hub から新しいプロジェクトを作成
    • 2D または 3D Core どちらでもOK
  2. Unity Asset Store で「TopDown Engine」を購入・インポート
  3. Unityのメニューから
    Window > Package Manager > In Project に TopDown Engine が追加されていることを確認
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デモを動かしてみよう

TopDown Engineには、完成度の高いデモシーンが多数用意されています。

  1. プロジェクトの TopDownEngine > Demos フォルダを開く
  2. 好きなデモシーン(例:Minimal2D や Minimal3D)をダブルクリックして開く
  3. Unity上部の「▶」ボタンを押すとゲームがプレイ可能

デモシーンは様々あるので、色々試してみましょう。

例えば、MinimalSandbox2Dを開いてゲームを開始してみると、長方形のキャラクターを移動させて、鍵やドアなどの動作を確認することができます。

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デフォルトのキー操作は以下のようになっており、WASDキーで移動ができます。

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モバイルにも対応できる

TopDown EngineはPCだけでなくモバイルゲームにも対応しています。File > Build Profiles から、 プラットフォームをiOSやAndroidを選択して、右上のSwitch Platformをクリックします。

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先ほどのデモシーンを再生すると、プラットフォームを自動で検出して、キーボードによる操作ではなく、モバイル用のジョイスティックや画面のボタンを使った操作に切り替わりました。

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まとめ

  • TopDown Engine は、トップダウン形式のゲームを素早く開発できる強力なアセット
  • 基本機能はもちろん、敵AIやUI、セーブシステムまで揃っている
  • インストール後すぐにデモシーンを実行して動きを確認可能
  • PCだけでなくモバイルにも対応している

これからトップダウン型のゲームを作りたい人にとって、まさに即戦力となるアセットです。

公式のドキュメント(英語)