Unityで画像を差し替える方法まとめ|正しい手順とサイズ違いエラーの対処法

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Unityでゲームやアプリを作っていると「あとから画像を差し替えたい」という場面は頻繁に出てきます。
たとえば次のようなケースです。

  • プロトタイプの段階でダミー画像を使っていたが、最終デザインに差し替えたい
  • UIボタンやアイコンをまとめて差し替えたい
  • シーン内の参照を保ったまま安全に画像を置き換えたい

この記事では、つまずきやすい「安全な差し替え方法」と「サイズが異なる画像を差し替える場合の注意点」を解説します。


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1. Unityで安全に画像を差し替える方法(基本編)

1-1. やってはいけない差し替え方法

Projectウィンドウに直接画像をドラッグ&ドロップして置き換えようとすると、ファイル名の末尾に「1」「2」などが自動で追加されてしまいます。

その結果、すべて手作業で修正する羽目になってしまいます。


1-2. 正しい差し替え方法

最も安全なのは、Unityの外でファイルを上書きする方法です。

  1. Finder(Mac)やエクスプローラー(Windows)で Assets フォルダを開く
  2. 差し替えたい画像と同じファイル名で、新しい画像を保存する
  3. Unityで画像を右クリックしReimportをクリックするか、Unityを再起動すると、自動的に画像が更新される

この方法なら 安全に差し替え可能です。

フォルダの場所は、上部のAssetsから、Reveal in Finderをクリックすると、開くことができます。


1-3. 差し替え時のポイント

  • ファイル名を同じにする → Unityが正しく参照を保ったまま更新できる
  • 形式を統一する(PNG/JPGなど) → 余計な再インポートトラブルを防止

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2. サイズが異なる画像を差し替える場合の注意点

サイズが異なる画像を差し替えようとすると上手くいきません。200×200ピクセルのこちらの画像に対して

Screenshot

100×100ピクセルの画像に差し替えると、失敗してしまいました。警告が出ています。

元の画像を差し替えたときにサイズが変わったため、Unityが以前のスプライト設定を維持しようとして失敗しているのが原因です。

逆に、100×100ピクセルから、200×200ピクセルの画像に差し替えると、画像の一部だけが表示されます。

Screenshot

対処法

画像のインスペクターのOpen Sprite Editorを開きます。

画像の範囲を正しく設定します。

設定前
設定後

できたら右上のApplyを選択してエディターを閉じると全て表示されました。

Screenshot

小さい画像に差し替えた場合の対処法

小さい画像に差し替えて白くなってしまった場合、Sprite Editorを開くと、こちらのダイアログが出ます。ここでResizeを選択します。

画像の範囲を設定し、Applyをクリックすることで、正しい表示になります。

Screenshot
Screenshot

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まとめ

  • 最も安全な差し替え方法は Unityの外で同名ファイルを上書きすること
  • サイズが異なる場合は Sprite Editorでの調整 が必要
  • できれば差し替え画像サイズは合わせておくのがベスト

これらを押さえておけば、Unityのプロジェクトで安心して画像を差し替えられます。